地盤確認の第一歩
これから土地探しをされる方は、国土交通省のハザードマップポータルサイトをご活用頂きたいと思います。地盤に関する情報、洪水、高潮、津波、土砂災害、火山ハザード、地震防災危険度など様々な情報が得られます。
また、現地に行かれましたら、ロケーション情報(地形観察)、山の起伏、道路の傾斜、土地の用途、造成の状態、地表面土質、樹木の植生、根っこ、周辺状況、河川の水位、地名などから地盤の良し悪しがわかります。
土地を取得された際、既存建物等の解体工事があれば「地盤」「土質」を意識してみてください。
新規造成工事による宅地分譲地などの土地取得の方は「造成計画図」より地盤情報(切土、盛土、切盛境界線)がわかります。
解体工事と現場確認
解体工事でコンクリートガラなどの産業廃棄物が完全に除去されず表層に埋まっていることもあるので、重機作業中は現場に足を運んでいただき、重機オペさんや職長さんともお話をされてみてください。構造設計者も同行いたします。地盤の不同沈下対策として障害物(ガラ)の完全除去は重要です。
また、土質の確認、地盤の固さを把握することができ、地盤強度を調査する第一歩(手がかり)となります。地盤の弱い部分を発見したら、地盤改良、基礎の鉄筋補強など構造設計に反映できます。
一般に解体工事完了後、地盤調査を行います。土質と地盤強度を再度、確認して頂けたら幸いです。
着工時
そして建築工事が始まりましたら土を掘削中、基礎底盤部の地盤確認(根伐り底を乱してないか)、混入物等がないかチェックしてみましょう。