昨日、天然砕石を使用した地盤改良工事の現場(都内)を視察してきました。
施工機械:オーガーアタッチメントの建柱車、ミニバックホウ
使用材料:天然砕石
施工会社:有限会社サポートホールド(作業員3名)
施工状況
砕石投入時、「ピストンバルブ」による振動、砕石が締固まってゆくのが音でわかります。
もし空隙層などのポケットがあれば、砕石はどんどん投入され、締め固まるまで材料を入れるそうです。
HySpeed工法用管理装置、計測盤
地耐力(地盤の固さ)21.0kN、掘削深度などが確認できます。
ハイスピード工法の特徴
- 地震時の衝撃に強く、液状化をドレーン効果(排水効果)により抑制します。
- 天然の砕石しか使わないので環境貢献工法で、住む人の健康被害を起こしません。
- セメントや鉄パイプのように劣化したり、錆びたりしない永久地盤工法である。
- 将来、家の建て替えをするとき同程度の家であれば繰り返し使えます。
- 平均的な住宅(建坪20坪程度)1戸分の施工で他の工法に比べ、CO2排出量を5,000kg削減。
まとめ
今回の現場をみさせて頂き、改めてハイスピード工法の特徴を実感しました。日本全国の鉄道は砕石が支えています。振動を吸収し、線路が傾かないために支えているのが砕石です。この工法は天然の砕石しか使わないので、土壌汚染や環境破壊による周辺地域への悪影響を起こしません。
また、今まで施工が出来なかった地下水の多い地盤やセメントの固まらない腐植土の地盤、六価クロムの出る火山灰の地盤でも問題なく施工ができます。地盤改良工事をご検討の方はおススメ工法の一つです。
今回の工事視察に協力して頂きました有限会社サポートホールド様ありがとうございました。
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