本日(8月8日)神奈川県建築士会 教育講習委員会主催の「小規模建築物を対象とした地盤・基礎」解説講習会に出席しました。

0808地盤講習【第1部】

「地盤調査、基礎および地盤補強工法の選定 他」若命善雄先生(株式会社 設計室ソイル)

【第2部】

「基礎設計例 他」内山勝麗先生(株式会社 都市・地盤研究所)

 

 

使用したテキストです。小規模建築物地盤基礎テキスト

・・・・・若命善雄先生のお話・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1、基礎地盤関連に関連する法律・基準

【法第6条】 4号特例の建物(構造計算の必要がないと定められた2階建て/500m2以下の木造建築物)について

 

2、土の基礎知識(土の物理的性質、力学的性質)について

大規模建築物は重く、地盤で支えられないので、N値40~50の支持地盤まで杭を打ち、設計地盤をつくりますが、小規模建築物は支持力的には建物が軽いので人間が歩ける地盤であれば住宅は建つ。建てられるが変形はする小規模建築物の地盤は十分に検討する必要があります

土の粒径が0.1ミリを境に、細かいほうを「粘土」、粗いほうを「砂」という。「砂」か「粘土」を知ることが一番必要。まず「土」をみる。ヨーロッパは隆起しているので均一な地盤が多いのに対し、日本の地盤は粘土半分、砂半分、の混ざっている山からの堆積地盤が多くみられる。日本の地盤はやっかい。粘土の含水比は80%、砂の含水比は15%。水が多い地盤は、水が外に抜けるので「沈下」が起きる。

土の強度は「せん断強度」で表わします。

(続く)