常時荷重
常時荷重とは常に作用している荷重で、固定荷重(G)、積載荷重(P)、積雪荷重(S)を算定に使用し、実際に使う部材の荷重を構造計算のデータとして入力します。
部位 種別 荷重
:単位重量(kN/m3)備考
屋根 瓦葺き
(重い屋根)葺き土あり 屋根面
につき980 瓦+野地板+垂木=980N/m2
葺き土なし 640 瓦+野地板+垂木=640N/m2
波形鉄板葺き 母屋に
直接葺く場合50
薄鉄板葺き 200
ガラス屋根 290
厚形スレート葺き 440
母屋 支点間距離≦2m 屋根面
につき50
支点間距離≦4m 100
天井 竿縁 天井面
につき100
繊維板張り、打上げ板張り、
合板張り、金属板張り150
木毛セメント板張り 200
格縁 290
漆喰塗り 390
モルタル塗り 590
床 板張り 床面
につき150 下地合板150N/m2
フローリング張り 300 フローリング150N/m2+下地合板150N/m2
畳敷き 340 畳190N/m2+下地合板150N/m2
床梁 梁間≦4m 100 床梁のみ
梁間≦6m 170
梁間≦8m 250
壁 壁の軸組 壁面
につき150 柱+間柱+筋かい=150N/m2
仕上げ 下見板張り 100 下地を含み、軸組を含まない
羽目板張り 100
繊維張り 100
木摺り漆喰塗り 340
鉄網モルタル塗り 640
小舞壁 830 軸組を含む
種類 材料 状態 単位重量
(N/m3)備考
土砂 ローム土 乾燥 12750
通常 15700
含水 17700
粘性土 乾燥
通常
含水
石 軽石
砂岩
御影石
大理石
コンクリート 無筋コンクリート 普通con 22500
鉄筋コンクリート 普通con 23500
鉄骨鉄筋コンクリート 普通con 24500
金属 アルミニウム 26500
亜鉛 58900
鋼 78000
銅 87300
鉛 112800
木材 米松、米杉、蝦夷松 乾燥 5000
ヒノキ、赤松、ヒバ、 6000
栂、栗 7000
カラマツ 8000
ナラ 9000
石膏ボード 普通 12.5mm 81N/m2
15mm 97N/m2
構造用 12.5mm 93N/m2
15mm 113N/m2
サイディング 外壁用 15mm 135N/m2
18mm 162N/m2
21mm 189N/m2
モルタル
室の種類 / 構造計算の対象 床
(N/㎡)大梁、柱
基礎
(N/㎡)地震力
(N/㎡)
1 住宅の居室、
住宅以外の建築物における
寝室または病室1800 1300 600
2 事務室 2900 1800 800
3 教室 2300 2100 1100
4 百貨店または店舗の売り場 2900 2400 1300
5 劇場、映画館、演芸場、
観覧場、公会堂、集会場
その他これらに類する用途に供する
建築物の客席または集会室固定席
の場合2900 2600 1600
その他
の場合3500 3200 2100
6 自動車車庫および自動車通路 5400 3900 2000
7 廊下、玄関または階段 (3)から(5)までに掲げる室に連絡するもの
にあっては(5)の「その他の場合」の数値による
8 屋上広場またはバルコニー (1)の数値による。
但し、学校または百貨店の用途に供する建築物
にあっては(4)の数値による
水圧
土圧
臨時荷重
とは短い時間に作用している荷重で、地震力(K)、風圧力(W)を算定に使用し、実際に使う部材の荷重を構造計算のデータとして入力します。
保有水平耐力計算においては、構造耐力上主要な部材に生じる力を、次に示す荷重の組み合わせとして算定し、長期および短期の単位面積あたりの力を材料の長期および短期の許容応力度以下としなければなりません。
※建築物の転倒、柱の引き抜き等を検討する場合においては、Pについては建築物の実況に応じて積載荷重を減らした数値によるものとする。
力の種類 荷重および外力について
想定する状態一般の場合 多雪区域の場合 備考
長期に生じる力 常時 G + P G + P
積雪時 G + P G + P + 0.7S
短期に生じる力 積雪時 G + P + S G + P + S
暴風時 G + P + W G + P + W ※
暴風時 G + P + W G + P + 0.35S + W ※
地震時 G + P + K G + P + 0.35S + K